SAS 100万マイル獲得キャンペーン チャレンジ 結果


スカンジナビア航空(SAS)が打ち出した「ユーロボーナス ミリオネア」イベント。

イベント内容については、こちらをご覧ください。

SAS 100万マイル獲得キャンペーン チャレンジします!

スカンジナビア航空(SAS)が打ち出した100万マイル獲得キャンペーン(EUROBONUS MILLIONAIRE)に参加します!購入したルート、航空券代金、ブッキングクラスを公表。また、手…

前回の記事でチャレンジ参加までの経緯をお伝えしましたが、今回はいきなり結果発表です。

この記事に辿り着いた方の多くが、一番知りたい部分だと思うので、先に公表いたします。

また、旅の中で役に立った情報も盛り込んでいくので、是非最後までお付き合いください。

ユーロボーナスポイント全社で加算完了!

加算状況はアプリで確認

これは報酬の100万ポイントの話ではなく、15社のフライト搭乗で獲得するユーロボーナスポイントのことです。

まずこのイベントに参加するには、SASのアプリから参加表明(SIGN UP)する必要があります。

そして、ユーロボーナスポイントが加算されることが100万ポイント獲得の条件の1つとなっています。

獲得したユーロボーナスポイントの履歴は、アプリで確認することができます。

なので、このイベントの参加者は、アプリに加算されるユーロボーナスポイントを見て一喜一憂するのです。

ポイントが加算されたということは、

  • 自分がこのフライトに搭乗した
  • チケットにSASのFFN(frequent flyer number)が紐付けされている
  • booking classがポイント加算クラスであった

これら全てが証明されます。

逆に、いつまで待ってもポイント加算されないということは、これらのどこかにミスがあったのか…と、とても心配になるのです。

とても順調なポイント加算

こちらは、実際に購入した航空券の詳細を表にしたものです。

アンダーラインの航空会社はポジション調整の為のフライトで、Sky Team以外の航空会社です。

私がチャレンジを終えて帰国したのは、12月10日夜です。

翌日の12月11日午後にアプリを確認すると、

Air Europa以外のポイントは全て加算されていたのです。

* 12月10日搭乗のXMN-KIX便はbooking class Zなので元々ポイント加算対象外なのです。
  前日のICN-XMN便が加算対象クラスで、搭乗2日後には加算されています。
 廈門航空 good job!

これ、凄くないですか?!

こんなに順調だとは…期待を遥かに超えました。

懸念案件 Air Europaのポイント加算は?

予定通り?!Air Europa便のポイント加算はされていませんが、諦めないといけない?

いえいえ、大丈夫です!

missing points としてSASに申請すると、ちゃんと加算されます。

SASホームページから行う事ができます。

ただ、私は2回行う必要がありました。

1回目、これは12月11日にアプリを開いて最後の廈門航空も加算されたことを確認した直後、PCから行いました。

要求される全ての情報を入力して送信すると、エラー表示。

まぁ、元々テクニカルエラーで加算できないって言われていた会社なので、もうちょっと待つ事に。

2日後 12月13日の午前中、スマホで申請するとどうかな、とひらめき、実行してみました。

すると…

しかも、その4時間後には


Air EuropaのALC-MAD便 ポイント付いた!!

たった22ポイントですが、ポイント数は関係ありません。ポイントが付くか付かないか、これが重要なのです。

帰国して3日目にこの状態です!

全ての搭乗便で加算が確認できました。

スカンジナビア航空&スカイチーム なかなかやるじゃん!!

重要!チケットにSASの番号を確実に紐付ける方法


この点については、参加者が最も敏感になっている部分だと思います。

最終的に全フライトで紐付けに成功した私が実行した方法がこちらです。

事前準備

A4用紙にSASアプリに表示されているFFN(EBB752...から始まる番号)をコピーし、余白に航空会社名、航空会社コード、自分の名前、FFNがチケットに紐付けられているか確認を依頼する文章を記載し、クリアファイルに入れて用意しました。

ここ重要

  • SASのwebsiteからFFNを表示させると、最初のアルファベットがEBBではなく、EBと表示されます。登録するべき番号はEBBなので、アプリで表示される番号を印刷してください。


大事なFFNは、これでもかっていう程大きな字にしています。

これ、大事ですよね。

ある程度の年齢の方なら、共感して頂けると思います。

桁数の多い数字の羅列、小さい文字だと見るのイヤになりますよね。ミスも増えがち。

余計な業務を増やしているのだから、担当者の負担を減らす努力は必須。

自分でできる事は惜しみなく

以下が、実際に行なった内容です。

カウンターでは先に紹介したクリアファイルを渡して確認を依頼しています。

EBB番号を紐付ける方法

  1. チケット購入時に番号を登録する(できない航空会社もある)
  2. online check in時にサイトへ入力 及び 確認
  3. チェックインカウンターで紐付けできているか確認を依頼
  4. ゲートで紐付けできているか確認を依頼


1.は当然皆さん行なっていると思います。

1.で入力できない航空会社でも、online check in 時には番号入力できる場合もありました。

また、購入時に入力済みであっても、再三番号の確認を行いました。

3.では、チケットが発券される前に座席指定(私は通路側)と同時にクリアファイルを出してFFNのチェックを依頼しました。

チケットにEBB番号が掲載されていたら、4.は省略。

但し、番号が掲載されていない事も結構あります。その際はゲートでもチェックを依頼しました。

また、入国せず(チェックインカウンターに寄らず)に、online check inで入手したe-ticketのQRコードでトランジットした場合等は、必ずゲートorトランジットカウンターで確認を依頼しました。

私が遭遇した恐ろしい経験

ここで、恐ろしい体験を一つお伝えします。

某航空会社のチェックインカウンターでいつも通り座席指定とFFNの確認依頼をしました。

その航空会社はチケット購入時にEBB番号を入力できない会社で、online check in にも対応していませんでした。

カウンター担当者は余り慣れていないのか、スカンジナビア航空のFFNと伝えてもよく理解できていない雰囲気でした。

そのチケットは翌日の乗り継ぎ便が絡む少しややこしいチケットだったので、担当者はその説明をかなり頑張って行なってくれました。

全ての説明を聞いた後、指定した座席が両方とも通路側である事を確認し、最後にもう一度FFNが間違いなく登録されているのか尋ねました。

その理由は、担当者の動きを見ていて、私が手渡したクリアファイルを見ながらFFNを入力している様子が確認できなかったからです。

しかし、担当者の答えは”yes, okey okey”でした。

ちょっと不安だな、と思いつつも担当者がちゃんとやったよ、と言ってるので、チケットを手にその場を離れました。

チケットにはEBB番号が掲載されていなかったので、いつも通りゲートで確認を依頼しました。

すると、ゲートの担当者は私のクリアファイルをしっかり握り締め、番号を目でしっかり追いながら、入力しているのです。

そして、新たに発券してくれたチケットには、なんとEBB番号が掲載されている!

その担当者は、「ここに番号が印刷されているでしょ」と指差して説明してくれました。

これって… 両方考えられますよね。

  • ゲートの担当者は、私がFFNに拘っていたからEBB番号がチケットに印刷される様に設定を変えて新たにチケットを発券してくれた。(元からEBB番号は紐付けられていた)
  • チェックインカウンターではEBB番号の入力はされておらず、ゲート担当者によって初めて紐付けされたため、新たなチケットにはEBB番号が掲載された。

皆さんはどう思いますか?

もし後者だったら…

私がチェックインカウンターでの言葉を信じてゲートで確認しなかったら、大切な1社分のカウントを逃していたのかも…こわっ!!

EBB番号が印刷されたチケット、私は震える手で受け取りました。

くどい程の確認、必要です。

チャレンジ予定の方へ

フライト遅延・キャンセル

これだけの数のフライトです。遅延やキャンセルはどこかで発生してもおかしくありません。

なのに、私が購入したチケットは、殆どキャンセル・変更不可でした。

理由は、やはり価格の問題です。

購入するにつれてどんどん加算される支払額。

普段見ない金額で恐ろしくなり、どうしても最安で手配したくなります。

遅延?トランジット時間を十分に取ってるから多少遅れても大丈夫。

キャンセル?LCCではなく、FSCのフライトなのだから、流石にキャンセルは無いだろう。

うん なんとかなる、きっと… 全く根拠のない自信。

そして、やられました。

旅程半ばの1社でフライトキャンセルになり、代替え便も全く使えないものでした。

連絡メールが届いたのは、既に旅が始まった後。毎日搭乗の連続です。そして機内ではwifi使えません。

旅の始まりから数日間、せっかくベッドで寝れるのに夜通しPCにかじりつき、re-routing作業に没頭。

眠気で物を考えられないから寝よう、とベッドに横になるも、心配で気になりすぐに起き出して作業を始める、という繰り返し。心身ともに辛かったです。

結局、航空会社理由でキャンセルになったフライトの前後合計4社のフライトをキャンセルし、別に3社のフライトを購入して、ようやくルートを繋げられました。

運悪く、キャンセルになったフライトが他と繋げにくい所だったので、余計に時間と予算を割く羽目になりました。

これが現実です。

この時の状況は、別記事で詳しく書きたいと思いますが、これからフライトを迎える皆さんは、もしもの時の代案は頭の隅に置いておくと、旅の途中でも大事には至らないと思います。

遅延については、1時間程度の遅延はあったと思いますが、トランジット時間を十分に取っていたので、焦る気持ちは特にありませんでした。

冬のこの時期、大幅遅延が無かった、これは奇跡に近いのかも。感謝です。

機内の様子

機内の乾燥は、かなりキツイです。

この一文で、機内の状況をご察しください。厳しい環境です。覚悟して挑んでください。

ホテルの部屋も暖房が効いて乾燥しています。

バスタブのある部屋に宿泊する時は、湯船にお湯を張ったまま扉を開けて少しでも湿度を上げようとしましたが、効果あったかなぁ…

一方、楽しい出会いもありました。

旅の途中、私は全く気付かなかったけど、

「SASのミリオネア・チャレンジしてるんじゃない? 〇〇からXXまで同じフライトだったんだよ。」

と機内やラウンジで声をかけられる事が何度かありました。

世界で絶対出会うハズのない人達だけど、同じ目的を持っているというだけで親近感が湧き、短い時間ですが話が盛り上り楽しかったです。

ひとときの癒しになりました。

ただ、日本人は目立つのでしょうね。気付かない所で結構見られてます。お気をつけください。

最後に

チャレンジ中の方、これからチャレンジされる方は、是非チャレンジを完遂させて頂きたいと思います。

チャレンジ旅の間は、機内の乾燥&疲労との戦いで気が張っていましたが、終わってみると案外あっさりとユーロボーナスポイントが加算され、正直なところ拍子抜けの感も否めません。

ただ、チャレンジ終了後5日目の現在、私にはまだミッション成功を祝うSASからのe-mailは届いていません。

私の心のモヤモヤが晴れないのはこの点なのですが、朗報を気長に待つ事にします。

少しでもこの記事が参考になれば、嬉しいです。

次の記事からは、チャレンジ旅の様子をお伝えします。