SAS 100万マイル獲得キャンペーン チャレンジします!
スカイチームの航空会社15社以上に搭乗すると、100万マイル獲得できるというとんでもないイベント。
参加するべく、約3週間ルート検索に明け暮れ、2週間の旅を終えてきました。
ホント、しんどかった。出発前も出発後も。
この記事では、約3週間検討を重ねたルートと実際に購入した航空券 及び そのブッキングクラスと価格を発表していますので、
是非最後までご覧ください。
スカンジナビア航空が打ち出した100万マイル獲得イベント
元々スターアライアンスの一員であったスカンジナビア航空(SAS)ですが、2024年9月1日よりスカイチームへ移籍しました。
そのスカンジナビア航空が、2024年10月にとんでもないイベントの発表を行いました。
スカンジナビア航空公式サイトより抜粋
イベントの内容はこちら
発表されたイベントの内容は次の通りです。
スカンジナビア航空公式サイトより抜粋
サイトを和訳すると…
スカンジナビア航空公式サイトより抜粋
ユーロボーナスポイントというのは、スカンジナビア航空が提供しているFrequent Flyer Pointで、航空券や様々なサービスと交換できます。
ANA や JALに馴染みのある日本人にとっての”マイル”と同じものです。
要するに、12月31日までにSky Team所属の15社以上の航空会社便に搭乗し、各便にてSASのユーロボーナスポイントを獲得できれば100万マイルもれなく贈与される、ということ。
100万マイル… なかなか魅力的です。
最初は他人事
私がこの企画を知ったきっかけは、航空系youtuberの方の動画からです。
視聴は10月中旬だったと思います。
うわぁ〜 夢あるなぁ…チャレンジする人いるんやろ〜なぁ
チャレンジできる人、いいなぁ…
とあくまで他人事の感覚で捉えていました。
その後、数週間経って何かのきっかけで再度このイベント情報に接することがあったのです。
あぁこれね、いいなぁ〜、チャレンジできる人ラッキーやなぁ…
なんて思いながら、ふと我に返ると
ん?私 チャレンジできない? できない理由って何だ? 時間?
いやいや 今 私より時間を自由に使える人は世に存在しない!
最近まで仕事してたり、学校通ったりで人並みに時間拘束のある生活をしていたので、
勘違いしていたけど、今の私は時間富豪なのです!
体力に自信ないなぁ… パンデミック以来一度も海外行ってないけど…
心配事は色々あるけど、今参加しなかったら、きっと後悔する。
そうだ!私 このイベントに参加しよう!!
「I will participate in the SAS Millionaire Challenge!」
そう決心し、右腕を振り上げたのは、11月の連休が明けた5日のこと。
スタートが随分と遅れましたが、この日から約3週間 PCにかじり付いてルート作成に明け暮れる日々となりました。
ルート作成、簡単ではありません(◞‸◟)
一見シンプルに感じる内容ですが、そんなワケありません。
ユーロボーナスポイントを獲得するには、細かい規定があります。
スカンジナビア航空公式サイトより抜粋
この文章、原文を読んでも解釈があやふやな部分があります。
解釈が難しい条件
- 米・欧州でよくみられる子会社の扱い
- 運営するキャリアを重要視しているが、チケットを購入した航空会社は問わないのか?
1.については、元よりカウントされないと考え、避けて航空券を購入しました。
2.については迷ったけど、慎重を期して最終的には全航空会社で該当航空会社が運行する便のチケットを購入しました。
こちらがSky Team所属の航空会社です。
全17社あるうち、AEROLÍNEAS ARGENTINASAは、このイベントに参加しないそうです。
またAIR EUROPAは、ユーロボーナスを獲得できるがテクニカルな問題でSASに情報が届かないらしい。
年末までには、問題解決できる様努めている、とのことでしたが、確証がありません。
そして、最も大事な条件、「各社便に搭乗し、ユーロボーナスが付与される」これを満たす為には、自分が購入する航空券のbooking classを確認する必要があります。
問題があった際に対応が容易だろうと、航空券購入は、基本的には各航空会社の公式サイトで行うつもりでしたが、航空会社によっては購入時にbooking classが確認できない事もありました。
そんな時は我らの Expedia さん。予約時にbooking classを表記してくれる頼もしい味方。
ただ、そんなExpediaさんをもってしても、必要なbooking classを扱っていない時もあるのです。
そんな時は、公式サイトで少し価格帯の高い航空券を半ば賭けの感覚で購入していました。
購入した航空券一覧
3週間、昼夜逆転の生活に陥りながらも、なんとか絞り出したルートがこちら。
日付 | 航空券購入会社 | 運行会社 | 出発地 | 到着地 | class | 代金 |
11月27日(水) | China Airlines | CI | KIX | TPE | N | 87430 |
11月27日(水) | China Airlines | CI | TPE | LAX | N | |
11月27日(水) | Aeromexico | AM | LAX | MEX | N | 34600 |
11月28日(木) | Delta | DL | MEX | JFK | U | 68207 |
11月29日(金) | Virgin Atlantic | VS | JFK | LHR | X | 78739 |
11月30日(土) | Virgin Atlantic | SK | LHR | OSL | X | |
12月1日(日) | Scandinavian Airlines | SK | OSL | ALC | O | 13228 |
12月1日(日) | Air Europa | UX | ALC | MAD | Z | 6025 |
12月2日(月) | Air France | AF | MAD | CDG | L | 43585 |
12月2日(月) | Air France | RO | CDG | OTP | L | |
12月2日(月) | Aegean Airlines | A3 | OTP | ATH | S flex | 18598 |
12月3日(火) | Saudia | SV | ATH | RUH | Q | 45400 |
12月3日(火) | Saudia | SV | RUH | DXB | Q | |
12月3日(火) | Qatar Airways | QR | DXB | DOH | O | 54319 |
12月4日(水) | Qatar Airways | QR | DOH | CGK | O | |
12月4日(水) | KLM | KL | CGK | KUL | R | 7931 |
12月5日(木) | Indonesia Air Asia | QZ | KUL | CGK | 8420 | |
12月6日(金) | Garuda Indonesia | GA | CGK | CAN | V | 45230 |
12月6日(金) | Kenya Airways | KQ | CAN | BKK | T | 33739 |
12月7日(土) | Vietnam Airlins | VN | BKK | HAN | R | 14321 |
12月8日(日) | China Eastern Airlines | MU | HAN | PVG | T | 22320 |
12月8日(日) | Korean Air | KE | PVG | ICN | T | 13610 |
12月9日(月) | Xiamen Airlines | MF | ICN | XMN | Q | 43980 |
12月10日(火) | Xiamen Airlines | MF | XMN | KIX | Z |
アンダーラインの航空会社はスカイチーム以外で、ポジション調整の為に購入したものです。
合計金額は、敢えて出していません。恐ろしい額になったので。
今見直すと、なんて無駄の多いルートなんだろうと頭を抱えます。
〜 言い訳コーナー 〜
実際にルート組んでいる時は時間との戦いで、疲労も蓄積し、正常な判断ができない場面もありました。
良い航空券が見つかり、前後の航空券を探し、ルートが繋がったから購入しようとすると、ほんの数時間差なのに既にその価格では売り切れてしまい、価格が高騰している、なんて事が多々あり、その都度ルートを組み直すという事の繰り返し。
途中からはルートが繋がらなくなり、あせって価格を気にする余裕も無くなるくらい、追い詰められていました。
鋭い人は気付いていると思いますが、この旅程、1点大きな賭けに出ているのです。
タロム航空、これはエアフランスで購入した運行便タロムとして搭乗するが、タロム航空からはタロム便を購入していないのです。
SASに問い合わせた際、この状況でもタロム航空がカウントされると教えて貰ったが、最終判断は本社が行うので、不確定要素は残っています。
仮にタロムがカウントされなくても、エアヨーロッパに搭乗しているので、15社はクリアしています。
エアヨーロッパのテクニカルエラーが解決される必要があるのだけど…
宿泊ホテルの吟味も地味に負担
なんとか航空券の手配が済み、クタクタふらふら状態だったけど、まだ気を抜けません。
宿の予約が残っています。これが地味ぃにしんどかった。
今回は、日本を出発して一度も帰国することなく15社を達成しようと、本当にタイトなスケジュールを組みました。
本来、期限が設定されているとはいえ、もう少し余裕を持ったスケジュールを組んで、訪れる先々で簡単な観光を楽しむべきなのですが、私の性格上、このチャレンジ中はフライトに集中して他の事を考える余裕が無くなるのが分かっていたので、一切観光はしませんでした。
宿もできるだけ空港内を選んで、移動による体力・時間の消耗を避けようと考えていました。
その結果、MEX, KUL, BKK, HANで空港内ホテル、比較的時間の余裕がある 又は 空港内ホテルが存在しない OSL, MAD, CGK, ICN では空港近くのホテルを手配し、XMNは廈門航空によりトランジットホテルの提供を受けました。
手荷物 (スーツケース) について
これだけ多くのフライト、しかも全て片道航空券。
ただでさえ乗り継ぎ失敗の可能性があるので、荷物ピックアップやロストバゲッジなどに煩わせられたくないです。
なので、手荷物は機内持ち込みのみにしました。
航空会社によって微妙に差があるサイズ・重量
機内持ち込みスーツケースのサイズ、これって航空会社によって微妙に違いがあるのです。
ほんの数cmの話だけど、規定サイズを超えている時もありました。
また重量についても、7kg 〜 12kg と大きく違いがあり、この重量もスーツケース一つの重量の場合と、スーツケース+身の回り品の合計重量だったりと、様々です。
規定を超えそうな航空会社では、預け入れ荷物が付いているクラスの航空券を購入し、空港で「規定オーバーで持ち込めない」と言われた際、預け入れ荷物にして別料金発生しない様に保険をかけていました。
機内持ち込み手荷物 実際の運用は?
実際のフライトを終えて得た結果は…
あまり気にしなくて大丈夫 ということです。
まずサイズについては、全ての空港・航空会社で目視でした。
私が心配していた「幅が3cmこえているのよねー」については、そんな細かい事を指摘する人はいませんでした。
重量に関しては、カウンターで測定されます。
もちろん、ポケットに入るものは全て突っ込むという努力は惜しまず計測に臨みます。
全てで重量オーバー(少し)していましたが、平気な顔していると「OK」と言って許してくれます。
会社によって規定重量は様々だけど、機内で持ち上げて棚に入れられる重さである事を確認しているのだと思う。
LCCの場合はもっと厳しいでしょうが、今回はFSCのフライト。細かい事は言われません。
とりあえず、航空券、ホテル、荷物の準備をバタバタしながら行い、出発の日を迎えました。
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